【札幌vs福岡】北と南の大都市である二都市の比較

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札幌市と福岡市(以下札幌、福岡)、それぞれ北と南の大都市であり、北海道と九州地方の中心都市です。

そのためこの両者は度々比較されます。

なので今回はデータ的にこの二都市を比較したいと思います。

残念ながら僕は、福岡には行ったことがありますが、札幌には行ったことがありません。

ですが、写真や動画では見たことがありますので、それらを参考にして比較したいと思います。

ですが、それぞれの都市の長所があり、あくまでデータ的に比較するだけで、どちらの都市が優れているというわけではありません。

 

札幌と福岡、二都市の主観的な比較

札幌市に行き次第比較したいと思います。

 

基本データ

出典先の記述が無い指標は各市の公式HPより出典してます。

出典先がそれ以外の場合、明記してあります。

 

【札幌】

人口:1,965,161人(2019年4月1日時点)

面積:1,121.26k㎡

人口密度:約1753人/k㎡

 

【福岡】

人口:1,582,695人(2019年4月1日時点)

面積:343.46k㎡

人口密度:約4608人/k㎡

 

政令市施行

札幌:1972年

福岡:1972年

 

人口増加率(平成27年度国勢調査の平成22年度比)

札幌:2.1%増加(40,239人増)

福岡:5.1%増加(74,938人増)

 

昼夜間人口比率(夜間人口を1とした時の昼間人口)

札幌:100.4人(平成27年度国勢調査)

福岡:110.8人(平成27年度国勢調査)

 

年少人口割合(2019年4月時点)

札幌:11.3%

福岡:13.2%

 

老年人口割合(2019年4月時点)

札幌:26.7%

福岡:20.7%

 

外国人比率(2019年の1000人当たりの在留外国人数)

札幌:6.8人

福岡:23.2人

 

人口集中率(2019年時点)

札幌:37%

福岡:31%

 

人口ピラミッド(平成27年度国勢調査を基に

http://www.city.sendai.jp/machizukuri-kakuka/shise/zaise/kekaku/shin/shingi/documents/15_honpen_0001.pdf

より出典)

札幌

f:id:kou446:20190424214024j:image

福岡

f:id:kou446:20190424214028j:image

 

経済編

市内総生産(2015年時点)

札幌:6兆5667億円

福岡:7兆6562億円

 

財政力指数(2016年)

札幌:0.73(全政令市中18位)

福岡:0.89(全政令市中11位)

出典:http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/979/h28_hikaku_jyoukyou_s.pdf

 

市債残高(2018年時点)

札幌:17,348億円

福岡:21,054億円

 

経常収支比率(2016年)

札幌:94.7%(全政令市中14位)

福岡:94.3(全政令市中16位)

出典:

http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/979/h28_hikaku_jyoukyou_s.pdf

 

消費物価指数(2015年=100)

札幌:101.9

福岡:100.8

 

有効求人倍率(2018年12月時点 全国平均1.63倍)

札幌:1.27倍

福岡:1.85倍

 

完全失業率(2018年12月時点・全国平均2.4%)

北海道:2.8%

福岡県:2.8%

 

経済的にはどちらもそんなに変わらないでしょうか。

ですが、1つ気になったのは、有効求人倍率です。

札幌と福岡ではかなり差があります。

そして札幌では、全国平均を大きく下回っています。

仕事の量は人口流出、引いては都市の発展に直結します。

今後の動向に注目したいです。

 

産業編

都市圏人口

札幌:236万人(全国第7位)

福岡:260万人(全国第5位)

出典:全国17大都市圏人口ランキング!これが都市の本当の実力だ | 『週刊ダイヤモンド』特別レポート | ダイヤモンド・オンライン

 

各道県の上場企業数(2018年時点)

北海道:58社(内単独上場 17社)

福岡県:109社(内単独上場 26社)

 

民間事業所数(2016年時点)

札幌:72,451

福岡:72,284

 

民間企業従業員数(2016年)

札幌:838,911人

福岡:866,930人

 

耕地面積(2016年)

札幌:1,494.86ha

福岡:2,642.12ha

 

農業算出額(2016年)

札幌:29.1億円

福岡:47.4億円

 

畜産物算出高(2016年)

札幌:6.1億円

福岡:20.2億円

 

卸売・小売事業所数(2016年)

札幌:14,167ヶ所

福岡:14,179ヶ所

 

百貨店・総合スーパー売上高(2016年)

札幌:3,048億円

福岡:2,262億円

 

高層ビルの高さ(2019年時点)

札幌:JRタワー(地上38階  173m)

f:id:kou446:20190628190822j:image

出典:JRタワー | ようこそさっぽろ 北海道札幌市観光案内

 

福岡:センターマークスタワー(地上46階  152m)

f:id:kou446:20190628215348j:image

出典:https://www.homes.co.jp/archive/c-22629/#photoViewer

 

意外だったのが、農畜産物算出高です。

札幌の方が断然高いと予想していたのですが、むしろ真逆で福岡の方が高いという結果でした。

理由を考えてみて、気温が関係しているのかと思いましたが、札幌は北海道の中でも暖かい地域。

そして北海道全体的に見ると、農業は盛んであると言えます。

他には、札幌の西側は山がちであり、農業に必要な平野がよりあるのは、福岡だからであるかとも考えましたが、確実な理由はまだ見つけられていません。

調査し、分かり次第、追記したいと思います。

 

生活・治安編

市民所得(2015年時点)

札幌:261.5万円

福岡:336.7万円

 

通勤時間(全国平均27.4分)

札幌:28.0分(全政令市中8位)

福岡:28.1分(全政令市中9位)

 

犯罪件数(2018年)

札幌:11,718件

福岡:14,916件

 

交通事故件数(2018年)

札幌:4,675件

福岡:11,772件

 

学校数(2018年時点の小学校、中学校、高校の総数)

札幌:364(小205 中107 高52)

福岡:271(小148 中82 高41)

 

大学数

札幌:17(国立2 公立2 私立13)

福岡:12(国立1 公立1 私立10)

 

旧帝国大学

札幌:あり(北海道大学)

福岡:あり(九州大学)

 

持ち家率(2015年時点)

札幌:49.0%

福岡:37.5%

 

公園数(2018年時点)

札幌:2,740ヶ所

福岡:1,678ヶ所

 

医療施設数(2017年時点)

札幌:2821ヶ所(病院 202ヶ所、一般診療所 1,384ヶ所、歯科医療所 1,235ヶ所)

福岡:2721ヶ所(病院 116ヶ所 、一般診療所 1,575ヶ所、歯科医療所 1,030ヶ所)

 

住みたい街ランキング

札幌:4位

福岡:5位

出典:全国住みたい街ランキングベスト100!【2019年版】|生活ガイド.com

 

幸福度(全政令市中)

札幌:17位

福岡:8位

出典:最新版!20政令指定都市「幸福度」ランキング | 住みよさランキング | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

住みたい街ランキングでは、4位と5位に付けており、両街ともに住みやすい街という評価を受けています。

それぞれ特筆すべき点を挙げるとすれば、札幌は、福岡より市民所得が低い一方で、消費物価指数が高い。

そして福岡は、事件、事故ともに札幌より大分高いという点です。

それぞれ、住みやすい街を形成する上で重要な指標であります。

 

自然・気候編

全て気象庁HPより出典しており、2018年のデータです。

 

平均気温

札幌:9.5℃

福岡:17.7℃

 

平均最高気温

札幌:13.3℃

福岡:21.8℃

 

平均最低気温

札幌:6.0℃

福岡:14.3℃

 

年降水量

札幌:1282mm

福岡:1617mm

 

平均湿度

札幌:69%

福岡:69%

 

日照率

札幌:38%

福岡:47%

 

降雪の深さ

札幌:465cm

福岡:4cm

 

天候面でどちらが住みやすいかと言われれば、多くの人が福岡だと答えるでしょう。

やはり冬の雪は辛いです。

自分は秋田出身でその中でも豪雪地帯の出身なので、雪寄せの大変さ、凍てつく寒さの辛さを知っています。

とは言いますが、先程も述べた通り、札幌は北海道の中では、雪が少ない方であり、住みやすい地域です。

雪国出身であれば、なんてないことかもしれませんし、冬に雪が降るのは何年暮らしていても神秘的だと思える時があります。

雪も案外悪くないかもしれません。

 

観光編

観光客数(2017年)

札幌:1,527万人

福岡:2,134万人

 

宿泊者数(2017年)

札幌:779万人

福岡:805万人

 

宿泊率(2017年)

札幌:約51%

福岡:約38%

 

延べ外国人宿泊者数(2017年)

札幌:309万人

福岡:337万人

 

宿泊施設数

札幌:215軒(内ホテル139軒、客室数27,617    旅館34軒、客室数2,182    その他42軒)

福岡:471軒(内ホテル187軒、客室数24,927    旅館94軒、客室数3,212    その他190軒)

 

主な観光地(市内のみ)

札幌:モエレ沼公園・さっぽろテレビ塔など

福岡:海の中道海浜公園・福岡タワーなど

 

付近の主な観光地

札幌:小樽など

福岡:太宰府天満宮など

 

名物料理

札幌:札幌ラーメン、ジンギスカン、ザンギなど

福岡:博多ラーメン、もつ鍋、水炊きなど

 

代表的な祭り、イベント 

札幌:さっぽろ雪まつり

福岡:博多祇園山笠、博多どんたく

 

両街とも言わずと知れた観光大国であります。

どちらも有名観光地やグルメが揃っており、毎年多く人が訪れています。

外国人にも人気でインバウンドも年々増加傾向にあります。

気になった点は、福岡の宿泊率が低いことです。

これは九州・中国から近距離旅行客が多いのでしょう。

 

交通インフラ編

地下鉄

札幌:あり(3路線)

福岡:あり(3路線)

 

路面電車

札幌:あり

福岡:なし

 

私鉄

札幌:なし

福岡:あり

 

新幹線

札幌:なし

福岡:あり

 

中心駅乗降客数の一日平均(2018年)

札幌:195,304人(札幌駅)

福岡:192,278人(博多駅)

 

中心駅から空港までの時間

札幌:37分

福岡:5分

 

保有自動車台数(2018年3月時点)

札幌:1,707,987台

福岡:1,417,420台

 

交通面では、ほぼ五分五分でしょうか。

ただ福岡の空港からの近さが羨ましい限りです。

その一方で、高さ制限が設けられていますが、天神ビックバンが始動し、現在と数年後の完成の時に、どれくらい福岡の街が変貌するのかが楽しみです。

 

まとめ

北と南の大都市である札幌市と福岡市ですが、比較してみて、意外な点も多々ありました。

自分はどちらの街も好きですが、あなたはどちらの街に行ってみたいですか?