【都会と田舎の生活の違い】田舎育ち、現都会住みの僕が感じた両者の違い
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こちらに「YoLog.com」の旅行に関する記事をまとめています↓↓↓
皆さんは都会と田舎どちらに住んでいるでしょうか?
最近、Iターン、Uターン移住など、田舎への移住に注目が集まっていますよね。
田舎でまったりスローライフしてみたいですね。
当たり前ですが、東京や大阪、名古屋といった都会での生活と地方の田舎での生活は結構違います。
地方から就職や大学進学の段階で都会に出てきた方、たくさんいるかと思います。
やはり結構違うと感じているのではないのでしょうか?
僕も田舎から大学生活の際に都会に出てきましたので、そう感じている一人です。
今回は、都会と田舎の生活の違いについて自分の体験を基に紹介していきたいと思います。
これを読んで下さってる、「これから都会に出るんだ!楽しみ!」とか「田舎の支社に異動になったけど、どんな生活なのか不安」という方が、少しでもどんな生活がイメージすることができ、不安が少なくなれば嬉しいです。
- 都会と田舎の定義
- 地元と現在住んでいるところ
- 都会と田舎に住むメリット・デメリット
- 都会・田舎の生活の違い
- 通勤に関しての違い
- 生活範囲の違い
- 買い物に関する違い
- 休日の過ごし方・娯楽の違い
- 家に関する違い
- 収入・貯蓄に関する違い
- 体感的な時間の流れ
- どっちの生活が合うかは人それぞれ
都会と田舎の定義
都会と田舎の違いを書く上でこれらを定義しなければなりません。
何を基準にするかによって人それぞれ定義があるだろうと思います。
ですが今回は、
- 都会→三大都市圏及び政令指定都市圏
- 田舎→人口5万人~10万人の市町村で上記の都市圏には含まれておらず、独立した都市圏を築いてる地域
と定義づけします。
都会の定義はよく分かると思います。
ですが田舎の定義は分かりづらいですかね。
これは、僕の地元を想定して書かせて頂きます。
要するに、10万人以下で大都市の都市圏に属さない地域・市町村ということです。
日本のほとんどは田舎です。
大都市圏に含まれないよう限定したのは、含まれてたらなんだかんだ都会的な生活が出来るからです。
そして10万人以下としたのは僕の地元の市の人口が10万人弱くらいだからです。
だから10万人以上の生活は分かんないというのが1つの理由です。
もう1つは、10万人以下だと全ての地域が同じような田舎度、生活をしているとは限りませんが、人口が10万人以下というのは、田舎と言える一つの要因になりうるからです。
とは言いつつ、人口10万人の市と人口5000人の村でも生活の違いは結構あるかとは思いますが、今回は、それらを田舎ということでまとめさせて頂きます。
地元と現在住んでいるところ
先ほども書いた通り、僕の地元は田舎で現在住んでいるのは、埼玉県さいたま市です。
さいたま市は池袋駅や新宿駅、東京駅に電車で30分ほどで行くことが出来ます。
【地元】
地方:東北
人口:10万人弱(年々減少している)
面積:23区くらい
街並み:中心駅を中心に半径2キロくらいに街が広がっているが、市街地はAEONが出店している郊外に移り駅前は空洞化しており、再開発が行われている
少子高齢化がもの凄いスピードで進んでおり、若者が減ったことで街全体に活気が無くなってきているように感じられる。
また地方なので当然だが、車社会が進んでおり、一人一台は当たり前。
公共交通機関は死にかけています。
【地方の車社会についての記事はこちら】
また、中心部から1kmも離れれば田園風景が広がっています。
ほんとにこんな感じの風景がずっと続いています。
【さいたま市】
地方:関東
人口:約130万人
面積:地元の1/3くらい
街並み:東京のベッドタウンということで住宅地がずっと広がっています。
ですが、大宮・さいたま新都心エリア、浦和エリアのあたりは栄えていて、単体では100万人都市規模ではありませんが、それぞれ50万都市程度の発展度はあります。
高層ビルもいくらかあり、さいたま市単体でも結構都会です。
(さいたま新都心の高層ビル群)
都会と田舎に住むメリット・デメリット
それぞれの生活にはやはり良いところもあれば、必ず不都合なこともあります。
そして、片方の短所が片方の長所なことが多いです。
それら知ることで自分にはどちらの生活が合うのかを当てはめやすくなると思います。
こちらに、生活や娯楽など分野ごとにそれぞれの長所と短所をまとめています。
【田舎と都会のそれぞれのメリット・デメリットについての記事はこちら】
ただ注意なのが、あくまで僕の感性でのメリット・デメリットということです。
僕の感性では、上記の記事で人混みが皆無なことを田舎の長所として書いています。
ですが、友達は、「人混みの中にいた方が人が居ないより安心する」と言っていました。
もちろん僕は「頭おかしいのかな?まあ人それぞれ感じ方があるよね」
と感じ方は人それぞれなので、僕の感性と合わないなという方は参考にならないでしょう。
都会・田舎の生活の違い
ここからやっと本題です。
違いを項目ごとに紹介していきます。
あくまで僕の体験を基にしているので、必ずしも田舎に住んでる人がこうとか、都会の人は絶対そうしてるとかはないのであくまで一例として参考にしてください。
通勤に関しての違い
朝が来ました。
諸々の準備を済ませ、いざ仕事や学校の向かいます。
ここでも大きな違いがあります。
通勤手段・通勤時間の違いです。
まず通勤手段ですが、
- 都会→公共交通機関
- 田舎→車
という傾向が強いということが上げられます。
これは自明ですね。
さらに通勤時間ですが、やはり都会の方が長いです。
どうですか?
まず一言、
関東・関西エリア強すぎでは?
上位8都道府県が関東・関西地方がランクインしています。
一方、田舎であるとされる、東北地方や中部地方、九州地方などの都道府県が下位にランキングしています。
そして1位の神奈川県と最下位の大分県では通勤時間が1.8倍もの差があります。
これはやはり都会だと郊外から東京・大阪などの中心部に通うこと人が多いからですね。
朝の満員電車に僕も乗ったことがありますが、ほんとに辛いです。
数駅乗っただけで凄い疲れます、しんどいです。
人混みが苦手な僕には耐えられない空間でした。
50分もかけて通勤する方を本当に尊敬しています。
ですが、社会人になれば通勤は毎日行うことです。
なので通勤時間は出来るだけに短くしたいものです。
生活範囲の違い
まず、都会と田舎では生活範囲が違います。
まず都会では先述のように仕事に行くのに結構な距離を移動します。
県境を越える人も多いと思います。
そして仕事の後に同僚と飲むためやショッピングするために電車で少し移動したりするでしょう。
ですが、田舎の場合、狭い範囲で日常が完結します。
先ほどのように田舎である方が通勤時間が短いことが指し示すように職場が比較的、家の近くにあります。
そしてショッピングのための大型ショッピングモールもその街の範囲に収っています。
もしかしたら無いところもあるかも知れません。
このように田舎は都会のように広く街が広がっておらず、非常にコンパクトなので生活圏が非常に狭いです。
都会だったら最寄り駅から2駅くらいまでの範囲だけで生活するようなものです。
分かりやすいように新宿駅周辺で例えるます。
この画像内が僕の地元の街の範囲です。
この下の画像の外側は田んぼだと想像してください。
非常に狭いと感じませんか?
しかも新宿みたいに栄えていませんし、ほとんどが住宅地です。
歌舞伎町のような大きな歓楽街も原宿のような色んなショップで賑わっている場所もそんなものはありません。
なので田舎の街は長年住んでると見慣れます。
田舎だと都会のように頻繁に新しい建築物が建ったり、お店が出店するようなことはないので変化がありません。
もちろん街の外にも行くことが出来ますが、ずっと田んぼが広がっているか山です。
なので田舎では、普段生活してて、同じことの繰り返し、同じ道の往復ななりがちです。
「やっぱ生活に毎日何かしらの変化が欲しい」という方は田舎生活は向かないかもしれません。
買い物に関する違い
最も身近な買い物の場として挙げられるのはコンビニでしょう。
都会には溢れるくらいありますが、今回の定義としての田舎にもそれなりにあります。
都会のように50m歩けば一つあるレベルでは無いですが、僕の地元では500m歩けば見つかるレベルなのでそれほど不便ではありません。
とはいっても、市の中心部、市街地ではそうなのであって市街地以外の田んぼ・山エリアでは想像の通り全くありません。
なので田舎はコンビニが有るところと無いところ差が激しいです。
あとこれはスーパーも然りです。
市街地には結構ありますが、そこから出ると全然ありません。
なので市街地の外側に住んでる人は日常的な買い物をするために車で15分も移動したりします。
都会だと徒歩10分でどちらも見つかるでしょう。
さらに田舎では、娯楽的な買い物はほとんど出来ないでしょう。
百貨店のような、買い物自体を楽しむ買い物を出来る場所は、大きなイオンモール(それでも百貨店には及ばないが)くらいでしょう。
まとめると、
- 都会では買い物に関して近場でなんでも揃う。
- だが田舎では、市街地であれば普段の買い物には困らないが、娯楽的な買い物はほとんど出来ない。
- 田舎の市街地外では、買い物に関しては絶望的
こんな感じでしょうか。
ですが、今は便利な世の中なんですよ。
皆さんAmazonって知ってますか?
今の世の中、外に出なくてもいつでも買いたいものを買えます。
なので田舎は圧倒的に都会より買い物の選択の幅は狭いですが、今後はこの差が埋まっていくのでは無いかと僕は思っています。
休日の過ごし方・娯楽の違い
まず先に言っときます。
田舎は娯楽の無さが壊滅的です。
全く無いわけではありませんが、選択肢が凄く少ないです。
例えばダンスを習いたいと思ってもダンス教室が無かったり、博物館巡りが趣味でも博物館がそもそも無いなど、かなり制限されます。
ですが、自然の中をドライブしたり、釣りをしたり、温泉に行ったりと田舎で行う方が楽しい娯楽もあります。
まとめると、
一方都会では、自分がやりたいと思ったことが大体出来ます。
特に東京では幅広い選択肢があります。
一つの趣味でも選択肢がたくさんあります。
前例のダンスの場合、ダンス教室なんて溢れるくらいあります。
その中で自分にあったところを選択出来ます。
まとめると
- 都会ではどんな趣味でも大体のことは出来る
- 一方田舎では、アウトドア系の趣味はしやすいが、文化的な趣味はなかなか難しい
という感じです。
総合的にみるとやっぱり都会の方が趣味を始めることに対するハードルが低いです。
「趣味で人生を楽しく過ごしたい!!」という方は、自分の趣味が都会と田舎、どちらの方がやりやすいか、充実するかをよく考えた選択が重要になるでしょう。
家に関する違い
これは、都会と田舎で大きく違うことの一つでしょう。
特筆すべきは、その敷地面積です。
出典:住まいの広さはどのくらいが基準になる?平均的な延べ床面積は? [住宅設計・間取り] All About
データ元:都道府県別住宅の規模ランキング(出典:平成28年 住宅経済関連データ(国土交通省)
1位は富山県の152.18㎡、最下位は、東京都の64.48㎡でした。
富山県民の方がなんと約2.4倍もの広い家に住んでいます。
そして僕の地元である秋田県は4位の138.61㎡、現在住んでいる埼玉県は42位の86.58㎡です。
こちらは1.6倍でした。
また僕が感じることとしては、確かに住居面積も田舎の方が広いですが、庭付きの家も圧倒的に田舎の方が多いというということです。
僕の実家の前にも家の敷地面積の3倍くらいある庭兼駐車場があります。
それくらい広いのでキャッチボールやバドミントン、冬には雪山を作ってそり滑りなんかをしました。
やはり田舎の方が地価が断然安いですし、土地が余ってるからです。
なので圧倒的に田舎の方が住環境では優れていると言えるでしょう。
収入・貯蓄に関する違い
生活に欠かせない項目である収入に関してです。
こちらは、厚生労働省が毎年調査してる「賃金構造基本統計調査」の平成30年の都道府県別の調査結果です。
賃金構造基本統計調査とは、
主要産業に雇用される労働者について、雇用形態・就業形態・職種・性別・年齢・学歴・勤続年数・経験年数などの属性別にみた賃金の実態を、地域・産業・企業規模別に明らかにするために、毎年実施される。
というものです。
全国平均は306.2万円です。
上位10都道府県は
- 東京都 380.4万円
- 神奈川県 339.1万円
- 大阪府 329.1万円
- 愛知県 322.4万円
- 千葉県 304.2万円
- 埼玉県 303.7万円
- 三重県 302.3万円
- 奈良県 301.0万円
- 茨城県 300.7万円
- 京都府 299.6万円
下位10都道府県は
- 宮崎県 235.1万円
- 秋田県 240.1万円
- 青森県 241.2万円
- 山形県 244.0万円
- 沖縄県 246.8万円
- 岩手県 247.1万円
- 島根県 248.7万円
- 長崎県 252.0万円
- 鹿児島県 252.1万円
- 鳥取県・佐賀県 252.8万円
この調査結果を見ると、三大都市圏及びその周辺都道府県は高水準ですが、東北・九州地方の都道府県は全体的に低水準であることが分かります。
やはり三大都市圏から遠ければ遠いほど賃金は低くなります。
もし都会から田舎へ引っ越すのであれば収入の大幅なダウンを受け入れなくてはいけません。
ただ、都会と田舎では必要な生活費が異なるため収入だけでは、生活に必要なお金は分からないと思います。
そのため貯蓄額から負債額を引いた純貯蓄額も見てみましょう。
全国平均は1820万円です。
上位10都道府県は、
- 神奈川県 2485万円
- 奈良県 2118万円
- 兵庫県 2013万円
- 千葉県 1913万円
- 栃木県 1821万円
- 愛知県 1712万円
- 岡山県 1705万円
- 埼玉県 1628万円
- 京都府 1622万円
- 東京都 1565万円
下位10都道府県は、
- 沖縄県 297万円
- 青森県 424万円
- 大分県 530万円
- 宮崎県 585万円
- 北海道 639万円
- 秋田県 743万円
- 熊本県 790万円
- 長崎県 794万円
- 福島県 860万円
- 福岡県 1016万円
出典:47都道府県「純貯蓄額ランキング」 1位神奈川は沖縄の8倍! | ZUU online
データ元:総務省 家計調査報告(2016年)
この2つのデータ元を比較してみて、純貯蓄額は収入とやはり相関があるようです。
田舎は都会より生活にお金がかからないと思っている人もいるかと思います。
ですが、物価は都会と全然変わらないし、車社会なので車はお金かかるし、僕の地元の秋田県では冬場の暖房代が結構かかります。
さらに身をもって体験したことですが、田舎ですと、付近に大学がありません。
そのため大学進学するとなると必然的に一人暮らしをしなくてはなりません。
その際に結構かかります。
田舎の方が賃金が低いですが、生活費はほぼ変わらない、むしろ都会よりかかるとなるとこの調査結果にも納得です。
今後は年金もどうなるか分かりませんし、老後のための貯蓄は必須でしょう。
経済的な豊かさを求めるのであれば都会に住むべきです。
体感的な時間の流れ
田舎の方が「ゆったりと時が流れているように感じる」というイメージがあるという方は多いと思います。
ですが僕の感じ方は
時の流れにそんな差はないです。
こっちに来てからもあんまり時の流れはあんまり変わらないとです。
ですが違うとすれば、都会、特に東京の人は生き急いでいるなとは感じます。
田舎にいる時には感じられなかった「早くしろよオーラ」が他人から感じることが多いです。
田舎では、車社会なので電車時間のために急ぐということはあまりありませんし、他にも長蛇の列が出来てたりとか、人が過密状態なんてこともないからです。
そんなに急がなくても充分間に合う生活が出来るからです。
せっかちな生き方は疲れます。
みんながみんなとは言いませんが、僕は疲れます。
おおらかに暮らしたい人は田舎向きかもしれません。
どっちの生活が合うかは人それぞれ
各項目で都会と田舎の生活の違いを紹介してきましたが、結局、万人が合うものなんてなくて、自分に合うかどうかなんですよ。
僕も秋田の田舎にいた時は都会に行きたい、住みたいなんて考えてました。
その念願叶って大学進学を期に東京にすぐ行けるさいたま市に住み始めました。
ですが、2年足らずでさいたま市というか、東京近郊に住むのが嫌になってしまいました。
東京は万能ではなかったのです。
その理由をこちらに書いてますのでご覧下さい。
あと、これは体感的な話になりますが、都会で育った人は田舎には向いてないです。
多くの都会出身者はその都会の便利さに慣れているため田舎には住めない人が多かったです。
その逆もまた合わない人が一定数います。
なので高校生まで育った環境というのはとても大きいです。
ですが、住めば都でもあります。
転勤や転校で最初は違った環境に行くのが嫌でもその土地を気に入った人も確かにいます。
なので自分に合うかどうかを吟味することが大切です。